家賃発生って何?

家賃発生とは簡単に言えば、家賃の発生を春先まで猶予していただくことを言います。
なぜ、そのようなことが必要になるのか次でご説明します。

なぜ、家賃発生のシステムがあるのか??

<新潟大学医学部、歯学部の方の場合>

1年目を五十嵐キャンパス(西区)で教養教育に関する科目を学んだのち、
2年目以降は本格的な医学の専門科目を学ぶため、旭町キャンパス(中央区)へ学部を変えます。

学部が変更になることで、1年目に借りた五十嵐キャンパス周辺のアパートから、
2年目以降に通う旭町キャンパス周辺のアパートに借り換えをするという流れになるわけです。
入学後、1年目の夏休みを利用して2年目の旭町キャンパス周辺のアパート探しを始める動きが恒例になっています。

①早めに良質な物件を決めて安心したい
②新築物件が気になって周囲の学生に差をつけたい
③部活動やサークルの先輩に早めに探すようアドバイスを受けた
④周囲の友達から「来年のアパート決めた」と聞き、焦って探さないといけないと思った

新大生さんの心境としては、このような流れで早めに探す動きになっているようです。
早く探すことは良いものの、物件決定から実際に住みたい春先まで4ヶ月~6ヶ月の期間が空くため、
大家さんに家賃の発生を春先(3月1日等)までお待ち頂く(猶予)交渉を不動産会社で行います。
これを俗に家賃発生交渉と言います。



<各種専門学校の場合>

AO入試は推薦入試や一般入試よりも早く実施されることが多く、6月からエントリーを開始します。
10月頃に選考結果が出る傾向にあります。
※学校によって前後します

10月の選考結果で合格になったあとはその日以後から3月の春先に向けて物件探しの動きになります。

①冬休みを利用して物件探しをしたい
②年明け以降だと良い物件がないかもしれない
③寒くなって雪が降る前に物件を決めておきたい
④3月の年度末はなにかと忙しいからその前に決めておきたい

親御さんの心境としては、このような思いもあり大多数の方が選考結果が出た10月下旬から年内にかけて
物件探しを行う傾向にあります。
これ以後は、上記新大生と一緒です。

例えば、10月1日にお部屋を決めた場合は、、、?

ここで一例をご紹介します。


10/1に不動産会社へ行き、運命のお部屋を見つけました。
不動産会社のスタッフさんが大家さんに一生懸命交渉し、翌年3/1
からの家賃支払いで良いと承諾を頂きました。
この場合、10月分、11月分、12月分、1月分、2月分と5ヶ月間の家賃を猶予してくれたことになります。


この場合は、、、

先行で契約の締結、契約金の授受を行いますが、家賃の発生&鍵の引渡しは来春の3/1からでOKです。
しっかり見学を行い、早いタイミングで決めることができ、安心した状態で春を迎えられます。

なお契約締結後のキャンセルは出来ません。
他にも良い物件があるかもしれない、、、などお悩みの場合は、家賃発生制度はご利用頂けません。


◇ワンポイントアドバイス◇

早く探さないとダメなのか?
と質問を頂くことがありますが、決してそのようなことはありません。
なぜなら、これから退去して空室になる可能性の物件もあるからです。
しかし、この考えは早めに探すパターンより少しリスクがあると個人的に思います。

なぜなら、

①どこが退去するか予測ができない
②退去の申告は1ヶ月前告知のため、大半は2月以降の退去確定になる
③退去が確定しても入居中のため室内の見学ができず決めにくい

などが挙げられます。
この記事をご覧になった方は物件探しの参考にして頂ければ幸いです。
自分なりに分かりやすく表現したつもりですが、『もう少し詳しく知りたい』、『意味が分からない』、『お店に行って相談したい』等ござましたらお気軽にお声掛けください♪


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